トランプゲームで高い人気を誇る「大富豪」(地域によっては「大貧民」とも呼びます)。
他のトランプゲーム以上に頭を使う部分があり、自分の取った選択次第で勝敗がひっくり返ることも多いのは大富豪の魅力ですね。
しかし、そんな大富豪もずっとやっていると、だんだん飽きてきてしまいます。
試しに、今までやったことのないローカルルールを取り入れてみませんか?
目次
採用率高めの追加ルール
まずはよく使われているルールから紹介します。
飽きるのはせめて、これらのルールをすべて試してからでも遅くはないと思いますよ。
8切り
8を出した時点で場を流します。
有名なルールなので、むしろ採用していないところの方が少ないくらいかもしれませんね。
「はちぎり」と読むか「やぎり」と読むか、地域によって違います。
スぺ3返し
ジョーカーに対し、♠3を出して場を流すことができます。
ジョーカーは大富豪における最強カードですが、弱点を作ることで簡単に出すことができなくなり、ゲームの戦略性があがりますよ。
革命時は♠2返しとすることが多いですね。
ロック(縛り)
同じマークが2回続けて出された場合、流れるまでそのマークしか出せなくなります。
(例:♣5→♣7 と出たら以降♣しか出せなくなる)
2枚出し、3枚出しの場合はすべて同じマークでないとロックは適用されません。
2回でなく3回続かないとロックにしないというルールにしているところもありますね。
また、最初のカードから同じマークが続いた場合のみロックにする場合と、途中からでもマークが続いたらロックとする場合があります。
シークエンス(階段)
同じマークで3枚以上数字が並んでいるカードを持っていたら、シークエンスを出すチャンスです。
(例:♡5♡6♡7、♠Q♠K♠A♠2など)
345のシークエンスに対して456から出せるのか、678以上でないと出せないかは先に決めておかないとケンカになるので注意してください。
4枚以上出した場合、革命としているところも多いです。
11バック
Jを出した時から場が流れるまでの間に限り、革命が起きた状態になります。
採用していなければ
7→9→J→Q→A
という風にカードの強さ通りに出していきますが、
Jバックを採用した場合ー
7→9→J→10→6→3
といった感じで、Jを出されたところからカードの強さが逆転するのです。
既に革命が起きている時にJが出された場合は、カードの強さが通常通りに戻ります。
知名度の低いローカルルール
これから紹介するルールは、大富豪に詳しい人でないと聞いたことがないものばかりだと思います。
どれも面白いルールですので、ぜひ一度は試してみてください。
5飛び
5を出したら次の順番の人を飛ばして、次の次の人の番にします。
UNOに似たようなカードがありますね。
強制的なパスではありませんが、5を出した人以降の全員がパスをしたら、飛ばされた人は出す権利なく場が流れてしまいます。
つまり、残り2人の時に5を出したらその時点で場が流されてしまうのです。
9リバース
9を出した時点でカードを出す順番が逆になります。
これもUNOに似たようなカードがありますね。
10捨て
10を出した時に、1枚だけいらないカードを捨てることができます。
大富豪は弱いカードをどうやって使い切るかが重要です。
このルールを採用すると、10が非常に使い勝手の良いカードになりますね。
7渡し
7を出した時に、順番が次の人にいらないカードを渡すことができます。
10捨てに似ていますが、弱いカードを他の人に押し付ける分、10捨てより凶悪ですね。
しかし、カードを渡す相手に思わぬシークエンスや革命を作らせてしまう可能性もあるので、その点は気をつけた方がいいでしょう。
Qボンバー
Qを出したら数字をひとつ宣告します。
各プレイヤーは手札にその数字があれば捨てなければいけません。
捨てるのは、Qを出した人から順番通りにです。(この効果で複数人あがった場合、順位を明確にするため)
4止め
問答無用で場を流す8切りに待ったをかけるルールです。
8に対して4を2枚出すことで自分の番にしてしまいます。
8の2枚出しに対しては4が4枚必要です。
ジョーカーを2枚使っていれば、一応は3枚出しにまで対抗できますね。
4枚出しは・・・諦めてください(笑)
まとめ
特定の数字に効果を持たせるルールが多いので、表にしておきます。
- 3 → スペ3返し(♠のみ)
- 4 → 4止め
- 5 → 5飛び
- 6 → なし
- 7 → 7渡し
- 8 → 8切り
- 9 → 9リバース
- 10→ 10捨て
- J → Jバック
- Q → Qボンバー
- K → なし
- A → なし
- 2 → スペ2返し(革命時)
全部取り入れてみたら凄いことになりそうですね!
でも、ルールが把握しきれないうちは、ひとつずつ追加してみるといいでしょう。
これだけたくさんのルールがあるなんて、本当に大富豪は奥が深いですね。