皆さんコーラについてどのようなイメージを持っていますか?
その炭酸の強さゆえか、よく「飲み過ぎたら骨が溶ける」なんて言葉を耳にします。
糖分もたくさん入っていますし、その黒さから健康に悪そうな印象を持ってしまいがちです。
しかし、海外の様々な国で、病院で風邪と診断されたらコーラを飲むように先生に言われます。
日本ではありえない状況ですね。
なぜ、そんなことを言われるかというとそれはコーラのルーツに秘密があります。
磨かれた原石
実はコーラはもともと風邪薬として開発されました。
風邪薬に炭酸や砂糖などで味付けして美味しくしたのが、みなさんが知っているコーラというわけです。
(コーラの詳しい成分は企業秘密とされています)
そもそも風邪用のシロップを作っている時に、たまたま炭酸で割ったら美味しかったのでジュースとして改良したという説もあります。
どちらにしろ元が風邪薬には違いないので、風邪を引いたらコーラを飲めという海外の医者の発言は、決して冗談などではないのです。
日本の秘密兵器、その名は…
では、どうして日本では医者はコーラを勧めてこないのでしょうか?
その答えは皆さんの記憶の中にあります。
思い出してみてください。
風邪で病院に行ったとき、先生が何を飲め言っていましたか?
そう、ポカリスエット(以下、ポカリ)ですね!
ポカリは人の体液に近い成分で作られており、コーラ以上に風邪に良いのです。
ポカリがあるから、日本の医者はコーラを勧めてこないというわけです。
知名度はコーラに軍配
そうすると今度は逆に、海外の医者がポカリを勧めてこないことが不思議に感じてきます。
いったいなぜなのでしょう?
理由は簡単です。
その国にポカリが無いからです!
コーラが世界中で売っているのなら、ポカリも世界中で売っていそうな気がします。
実はポカリはほとんどアジア圏でしか売っていません。
意外ですね。
というわけなので、アジア圏から出るとポカリはほとんど知られていません。
ポカリ以外のスポーツドリンクはもちろんあるのですが、ポカリほど風邪に効くものがないのが現状です。
似て非なるあのドリンク
ポカリが風邪に効くならアクエリアスではダメなのでしょうか?
やはりポカリの方が栄養価が高く、人の体により近い成分なので、風邪への効果を期待するならポカリの方がいいようです。
しかし、アクエリアスも捨てたものではありません!
アクエリアスには有機酸が豊富に含まれているため、疲労回復の効果が見込めます。
運動する時のお供に適しているのは、ポカリよりアクエリアスの方でしょう。
風邪薬というより万能薬かもしれない
残念ながら風邪に対する効果ではポカリに負けてしまったコーラですが、意外な使い道があることをご存知でしょうか?
コーラにはナツメグ・シナモンなどのスパイスやカフェインが含まれています。
これらには頭痛を鎮静化する働きがあります。
また、大量に含まれた糖分も悪い効果ばかりではなく、実は意外なメリットも持っています。
二日酔いは、肝臓がアルコールの分解で手一杯になることで、糖分を作り出すことができなくなり、血糖値が低下することによって引き起こされます。
つまり、糖分を補給することで二日酔いの症状を緩和することができるのです。
頭痛や二日酔いが多い人は、常に1本コーラを用意しておくといいかもしれませんね。
正しい飲み方
やはり糖分が多いですから、大量に飲むことはおすすめできません。
多くとも1日500mlまでしましょう。
1ℓ以上のペットボトルのものもありますが、はっきり言ってパーティー向けですね。
1人で飲む量ではありません。
一度に飲む量も気をつかってあげてください。
人の体が1度に吸収できる水分の量はコップ1杯程度なんです。
それと、キンキンに冷えたコーラを飲み干したい気持ちは分かりますが、健康面を考えたら腹痛や体の冷えが気になるので、限度は考えてください。
海外では風邪の時にはコーラをホットにし、喉の殺菌効果を見込んでショウガやレモンを入れるようです。
炭酸は抜けてしまうので美味しくはないかもしれませんが(笑)
興味のある人は1度試してみてはどうでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
どういう時に何を飲めばいいか、まとめておきます。
・風邪をひいたらポカリ
・運動する時にはアクエリアス
この3点を覚えておけば、日常生活でも役に立ちそうですね。